藤岡 3試合連続完封!東洋大完全Vへ望み

[ 2010年10月23日 06:00 ]

<亜大・東洋大>完封勝利を飾った東洋大・藤岡

 【東洋大1-0亜大】来年のドラフト1位候補、東洋大3年生左腕の藤岡が2安打完封。

 直球は140キロ台中盤だったが、スライダー、カーブが鋭く切れた。援護は6回に相手失策で得た1点で十分だった。9回2死二、三塁のピンチも、4番平田を内角直球で詰まらせ投ゴロ。「最後はやばいと思ったけど…。東浜との投げ合いは楽しいです。でもあとでどっと疲れが来ます」とおどけた。これで完封は3試合連続、今季5度目。シーズン5完封は、東都で過去通算30勝以上を挙げた11投手でも達成していない。4試合連続なら史上初だ。雨天順延となった前日の21日、高橋監督はナインを集め「藤岡が打たれても文句は言うな」と話した。絶大な信頼を受けたマウンドで、勝ち点5の完全優勝へ望みをつなぐ勝利。「残り全試合投げる気持ちでいます」。力強い言葉がベンチ裏に響いていた。

 ≪優勝は国学院大、東洋大、中大の3校に絞られる≫東都大学野球リーグ戦優勝は国学院大、東洋大、中大の3校に絞られた。26日に東洋大―青学大、中大―国士舘大のそれぞれ2回戦がある。最後の中大―東洋大、亜大―国学大は青学大、中大がそれぞれ勝てば28日に、1勝1敗になれば29日に行われる予定。現状では東洋大が勝ち点5なら優勝。3チームが勝ち点4、もしくは3で並ぶ可能性があり、その場合は勝率争い。勝率でも並んだ場合は優勝決定戦が行われる。

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2010年10月23日のニュース