2回零封でサヨナラ呼んだ高橋「本当にうまく攻められた」

[ 2010年10月2日 11:33 ]

 【メッツ2―1ナショナルズ】高橋がメッツで25年ぶりとなる新人での2けた勝利を挙げた。1―1の9回から2回を無安打無失点で4三振。延長10回にチームがサヨナラ勝ちして10勝目が付き「積み上げてきた結晶だと思う」。女房役のトールが右へ試合を決める一発を放つとベンチを勢いよく飛び出し、興奮の輪に加わった。

 速球、変化球がともに低めのコーナーに決まった。9回は先頭の2番モーガンを空振り三振に仕留めてリズムに乗ると、四球後、4番の強打者ダンを初球の内角速球で遊飛。次打者も外角速球で空振り三振に仕留めた。

 延長10回は下位打線に対してシンカーがさえ渡った。先頭の好打者ロドリゲスを遊ゴロに打ち取ると、後続を連続で空振り三振。低めへの緩い決め球で面白いように空振りを奪い「きょうは本当にうまく攻められた」。

 マイナー契約から開幕メジャーを勝ち取り、中継ぎ、先発、抑えと大活躍。10勝6敗8セーブは期待を上回る数字だろう。米メディアから今季、メッツで最も活躍した選手に挙げられた左腕は「長いスパンで見たら、ことしは本当にいい土台作りになった」と充実感をにじませた。(共同)

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2010年10月2日のニュース