マニエル監督に絶賛された高橋「価値が高いのは間違いない」

[ 2010年10月2日 16:04 ]

 【メッツ2―1ナショナルズ】メッツの高橋が1日のナショナルズ戦で挙げた10勝目は今季の活躍を象徴する内容だった。9回は変化球を見せて速球で勝負し、延長10回は速球を見せて緩いシンカーで崩した。2回無安打無失点で4三振。老練な投球術を駆使し「こういう投手だと米国でも分かってもらえたと思う」と胸を張った。

 マイナー契約から中継ぎで開幕メジャーを勝ち取り、先発、セットアッパー、そしてロドリゲスの離脱後は守護神に。1年目からこれだけの役割をこなした投手も珍しい。積み上げた10勝8セーブはマイナー契約の評価が間違っていたことを見事に証明した。

 今季負け越しを喫したチームの中で、高橋の活躍は際立っていた。ニューヨークのメディアはこれまでにマニエル監督の退陣を報道。この日は専門誌スポーツ・イラストレーテッド(電子版)が監督とミナヤ・ゼネラルマネジャーの退任が近く発表されると報じた。

 大型契約を結ぶ選手が不振にあえぐ中で輝いた左腕に、マニエル監督は「来年のことはわたしには分からないが、メジャーで投手として価値が高いのは間違いない」。言葉に実感がこもった。(共同)

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2010年10月2日のニュース