浜中が戦力外に…オリックス 若返りに本格着手へ

[ 2010年10月2日 12:11 ]

09年8月7日、ロッテ戦で適時打を放った浜中治

 オリックス・浜中治外野手(32)が、来季の戦力構想から外れていることが1日、明らかになった。V奪回に失敗し、CS進出も逃したチームは来季の巻き返しへ若返りに本格着手する方針。2日にも球団から戦力外が通告される。

 浜中は96年のドラフト3位で阪神に入団。天性の長打力で01年から1軍に定着した。右肩の故障に悩まされながら06年に139試合に出場して打率・302、75打点、20本塁打。阪神打線の中軸を担った。しかし、古傷の影響から常時出場が望めなくなり、07年オフに交換トレードでオリックスに移籍。球団側は、関西での高い人気度に加えて右の大砲として大きな期待を寄せていた。

 浜中自身も新天地での復活を誓い、最大の魅力である長打力を生かすべく取り組んできた。しかし、移籍1年目の08年は85試合で29打点、9本塁打と不本意な成績。昨年は26試合と出場機会が激減した。今季は阪神時代の恩師でもある岡田監督の下で再起を目指したものの、打撃低迷に苦しんで1軍出場はわずか4試合。結局、新天地では本来の姿は影を潜め、実績のある中堅選手から若手に切り替えるチームの再建策の中で来季構想から外れた。オリックスでは同様に実績のある大村直之外野手(34)をはじめ本柳和也投手(33)、相川良太外野手(33)も戦力外が決まった。

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2010年10月2日のニュース