工藤 プロ30年目意欲「燃え尽きていない」

[ 2010年10月2日 06:00 ]

西武から戦力外通告を受け、現役続行のため移籍先を模索する工藤

 西武・工藤公康投手(47)は1日、埼玉県所沢市内の球団事務所で正式に戦力外通告を受けた。その後、会見に臨み「僕から野球を取ったら何も残らない。燃え尽きたものがないので、まだ野球をやりたい」と現役続行を表明した。

10月1日に戦力外となった選手

 現時点ではトライアウトには参加せず、米国、台湾なども視野に入れ移籍先を探す構えだ。横浜を戦力外になり16年ぶりに古巣復帰した今季は左ひじ痛で出遅れた。「原因が分からなかった。かなり悩んだと言えば悩んだ」と一時は引退も考えたが、7月20日のソフトバンク戦(ヤフードーム)で今季初登板。自身の持つプロ野球記録である実働年数を29に更新した。10試合で0勝2敗、防御率10・50の成績も、左ひじの回復の手応えも感じている。プロ30年目へ、現役最年長左腕はあきらめない。

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2010年10月2日のニュース