坂本劇弾！巨人今季６度目サヨナラ勝ち

１２回、サヨナラ本塁打を放ちガッツポーズする巨人・坂本

　【巨人４－３横浜】巨人が今季６度目のサヨナラ勝ち。８回に同点とされ延長にもつれたが３―３の１２回、坂本が左中間へ３０号ソロを放ち、決着をつけた。

　重い雰囲気を振り払う、目の覚めるような当たりが、左中間へ飛んだ。打球の行方を確信した背番号６は、一塁側の味方ベンチへ向けて両手を突き上げる。巨人は延長１２回に、坂本の今季３本目のサヨナラ本塁打で横浜を振りきった。

　１１回の守備では、２死二塁から下園の二遊間へのゴロをダイビングキャッチ。内野安打にはなったものの、二塁走者の生還を防いだ。攻守にわたる活躍を「ああいう気持ちが大仕事をさせる。勇人（坂本）らしい」と、原監督は絶賛した。

　プロ４年目で初めて３０本塁打の大台に乗った。だが、もちろん個人記録は意識の外だ。２・５ゲーム差の首位中日を追いかけるため、最下位の横浜に取りこぼすわけにはいかない。ヒーローは「苦しい状況だけど、誰ひとりあきらめていない」。逆転でのリーグ４連覇へ、闘志はなえていない。

　横浜はハーパーの３ランで追い付いたが５連敗。このカード５年連続負け越しとなった。