野本2打点、チェン8回零封!中日のCS進出が決定

[ 2010年9月21日 18:04 ]

6回中日2死二塁、野本が左前に適時打を放つ。投手スタンリッジ

 プロ野球、セ・リーグの首位攻防戦、中日―阪神22回戦は21日、ナゴヤドームで行われ、首位中日が3―0で勝ち、2位阪神との差を2・5ゲームとした。先発のチェンは8回4安打無失点で13勝目を挙げた。この日、ヤクルトが広島に敗れたため、中日のクライマックス・シリーズ(CS)進出が決まった。

 中日は残り試合がこの日を含めて6試合しかなく、13試合を残す阪神が勝つと、2位ながら優勝マジックが点灯する状況で、両チームにとってヤマ場の3連戦。
 初回、阪神は先頭のマートンが右中間二塁打で出塁したものの、走者を進めることができず、先制のチャンスを逃した。
 その裏、中日は1死から藤井が死球で出塁。2死後、ボークで二塁に進んだが、和田が中飛に倒れ、こちらも無得点に終わった。
 2回は阪神が3者凡退。中日は1死から野本が中前打で出塁したものの、堂上直が遊ゴロ併殺に倒れ、3人で攻撃が終わった。
 阪神は3回にも2死一、二塁としたが、4番新井が二ゴロに倒れた。その裏、中日も2死二塁で藤井が三振。3回を終わって0―0のまま。
 阪神は4回も2死二塁としながら無得点。その裏、中日は1死一、三塁から野本の中犠飛で1点を先制。ようやく均衡を破った。「絶対に勝つという気持ちだった。チェンが頑張っていたので何とかしかかった」と野本。
 野本は6回にも2死二塁から左前適時打で貴重な追加点。「いいところに飛んでくれた。本当にうれしかった」と声を弾ませた。
 中日は8回にも2死一塁からブランコが左前打。これをマートンが後逸する間に和田が一気に生還し、3―0とリードを広げ、9回は浅尾、岩瀬とつないで逃げ切った。
 8回を4安打に抑え、お立ち台に上がったチェンは「自分の球を信じて投げた」と胸を張った。

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2010年9月21日のニュース