7登板連続4失点以上…苦悩続く松坂「原因は分からない」

[ 2010年9月21日 11:18 ]

オリオールズ戦に先発、7回途中4失点で降板し、敗戦投手となったレッドソックス・松坂

 【レッドソックス2―4オリオールズ】ささくれだった胸の内を示すように、松坂は序盤からマウンドで何度も唇をなめた。悪い流れを変えることはできず、7回途中4失点で降板。またも今季10勝目に届かず、肩を落としてベンチへ下がった。

 上位チームとの差は大きくプレーオフ進出はきわめて厳しい。緊張はなかったはず。ただ、直近の3試合で計17点を献上しており、状態が良くないとの自覚はあった。結局、この日を含め7登板連続の4失点以上となり「負けという結果がすべて。(原因は)一つや二つじゃないと思うけど…。分からない」と、珍しく落胆をあらわにした。

 制球が安定せず、立ち上がりから何度も走者を許した。それでも「試合をつくるという意味では良くなっていると思った」とカットボールやスライダーを多投してしのいだ。1回は犠飛で先制され、4回は1死一、二塁から味方の悪送球で勝ち越されながらも、いずれも1点で乗り切っていた。

 ところが7回1死から四球と二塁打で二、三塁とされ、交代を告げられると後続の投手が2者の生還を許す。必死で踏みとどまっていただけに後味の悪さが残った。(共同)

続きを表示

2010年9月21日のニュース