ソフト完敗…杉内まさかの被弾で完全意気消沈

[ 2010年9月12日 06:00 ]

<ソ・日>4回1死、小谷野に本塁打を打たれ天を仰ぐソフトバンク・杉内

 【ソフトバンク1―4日本ハム】1点ビハインドの4回1死。ソフトバンク・杉内にとって外角低めの141キロ直球は狙い通りだった。だが、小谷野の打球は右翼席に弾んだ。この1球がすべて。勝敗だけではなく、ペナントの行く末も暗転させる悔やみきれない1球となった。

 「あれはショック。あそこを打たれたら…。あれは分からん。2点目はきついと思ってたから」とエースは試合後もぼうぜんとした。日本ハム戦被弾は8試合ぶり。今季は3戦連続完封を含む4戦4勝のお得意さま相手の敗戦だけにショックは大きい。
 打線はダルビッシュから9回に1点を奪うのが精いっぱい。初回1死二塁の先制機では松中、小久保が凡退し、小久保は「あそこでオレが打っていたら」と悔やんだ。試合後、秋山監督は緊急ミーティングを招集。「残り10試合、切り替えて行こう」とゲキを飛ばしたが、06年以来4年連続負け越す「魔の9月」は今年も3勝7敗で首位・西武とは3・5ゲーム差。自力優勝の可能性は消滅した中で小久保は「残り試合全部勝つつもりでやらないと」と気合を入れた。

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2010年9月12日のニュース