アニキも脱帽 阪神新人秋山ワンマンショー!24年ぶり快挙!

[ 2010年9月12日 17:03 ]

プロ初完封を無四球で飾り、3勝目を挙げた阪神・秋山

 【阪神5―0ヤクルト】投げては完封、打っては適時打。まさにワンマンショーを演じた阪神の新人右腕、秋山がみたびチームの危機を救った。

 過去2度、チームの連敗ストッパーを果たしたルーキーだが、3度目の大役も散発4安打シャットアウト。プロ初の甲子園のマウンドにも「一番落ち着いて投げられた」と、驚くほどの強心臓。「本拠地が一番投げやすかった」とわずか93球でヤクルトにチャンスらしいチャンスを与えなかった。
 「自分が打てば楽になる」。その思いで放った7回の3点目の左前適時打。2死三塁、代打も考えられた場面だったが、完ぺきに抑えているピッチングに加え、真弓監督は「迷うことはなかった」と打者としても評価が高かった19歳に打席を任せた。

 阪神の高卒ルーキーの完封勝利は86年の遠山以来、24年ぶり。セ・リーグの高校出ルーキーとしては1989年の川崎(ヤクルト)以来21年ぶり。高校出新人の無四球完封は88年の野村(大洋=現横浜)以来22年ぶりでリーグ7人目。生まれる前の大記録だったが、ファームで育成コーチを務める遠山コーチには「お世話になっているので親近感がわく」と秋山。「ホンマ、ベテランみたいな」と球界の顔、金本をして舌を巻く新人投手が阪神の救世主となりそうだ。

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2010年9月12日のニュース