西武快勝でM7!高山が初の満塁弾に4安打だ

[ 2010年9月12日 18:11 ]

猛打でロッテに大勝し声援に応える西武の各選手。(左から)2打点の栗山、3ランの中村、2ランの大島、満塁弾の高山

 【西武14-3ロッテ】これが優勝に最も近いチームの勢いか。西武が圧倒的な打線の力で圧倒した。一回に2点を失っても、びくともしない。すぐさま中村の20号3ランなどで逆転し、二、三回にも1点ずつ加点。極め付きは四回だった。

 2死一、三塁から中村が敬遠気味に歩かされると、続く高山が甘く入った初球を左翼席へ運んだ。プロ11年目で初の満塁弾に「サンちゃん(中村の愛称)がつなげますと言ったので、すごく燃えた」とほおを紅潮させた。相手の戦意を喪失させるだけでなく、入団してから最も意識しているという打点を荒稼ぎ。計4安打というのも、これまたプロ初だった。

 各チームが勝負と位置付ける9月になって、9勝2敗と調子を上げている。8月までの1試合平均得点が約4・6点なら、9月は7・3点と大幅にアップ。渡辺監督は「一つになった力が出てきている」と、切れ目のない打線に笑顔を見せた。

 優勝マジックは一つ減って7。ゴールの手応えが、少しずつ確かなものになってきた。

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2010年9月12日のニュース