トヨタ元虎・的場「狙っていた」決勝2ラン!

[ 2010年8月29日 06:00 ]

<三菱重工神戸・トヨタ自動車>延長10回1死二塁、トヨタ自動車・的場は左越えに決勝2ランを放つ

 【第81回都市対抗野球大会・トヨタ自動車5―2三菱重工神戸】トヨタ自動車を救ったのは元阪神の5番・的場だった。2―2で迎えた延長10回1死二塁。「狙っていた」という内角速球を高々と左翼席へ。視察したソフトバンクの王会長も「さすがプロを経験しただけのことはある」と感心の一発だった。

 「打った瞬間にそれと分かる当たりで久々の感触。都市対抗初アーチでした」。大型内野手として九州共立大からドラフト1位で阪神に入団したのが2000年。6年間在籍して通算24試合出場にとどまり、本塁打はゼロだったが、舞台を変えてうれしい1号。チームは昨年大谷、荻野(ロッテ)、中沢(ヤクルト)と主軸3人が抜けた。「もうトヨタで5年目。今年は主力3選手がプロ入りして苦しいが、みんなでつなぐ野球をやろうと言っている」。得難い経験を持つ33歳のベテランは静かに燃えていた。

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2010年8月29日のニュース