ドラ4で涙 勝たなくて号泣…阪神新人右腕の母へのプレゼント

[ 2010年8月29日 08:09 ]

 【阪神9―2ヤクルト】気が強い、からこそ泣いてきた。プロ初勝利をマークした秋山は昨秋のドラフトで阪神からの4位指名に「できれば1位で、と思っていた。悔しい」と涙。プロ初登板初先発となった21日の巨人戦(東京ドーム)は5回まで2失点。1度は勝利投手の権利を得たが、6回に逆転を許すとベンチで号泣した。

 「昔からとにかく強い子でした」と母・みゆきさん。幼稚園の頃、ジャングルジムから落ちてあごを切った。Tシャツは血まみれ。それでも「知らないうちにこんなことになっていた」と言い張ったという。その母は前日が45歳の誕生日。秋山はあえてプレゼントは買わず、記念のボールを贈ると決めていた。
 「ウイニングボールは家族に、“勝ったよ”と言って渡します」という孝行息子に、みゆきさんは「一生忘れられない誕生日です。拓巳、お疲れさま」と話した。

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2010年8月29日のニュース