中日3カード負け越し…落合監督 冗談で胸中の悩み語る

[ 2010年8月29日 21:44 ]

9回、打席に入る前の谷繁(27)に指示を出す中日・落合監督浜

 【中日1-2横浜】1―2の九回無死一、二塁、中日の谷繁が試みた送りバントは一塁手の山崎の前へ。三塁―一塁ベースカバーの藤田と渡る最悪の併殺で土壇場の好機を逃した。拙攻がたたり、中日は最下位の横浜との3連戦で1勝2敗。7連勝後、3カード連続の負け越しで追い上げムードが停滞した。

 横浜の倍の計10安打で、得点は4回のブランコの適時打による1点だけ。一回無死二塁、6回1死二、三塁も生かせなかった。2回以外は毎回走者を出しながら本塁が遠く、力投の中田賢を見殺しにした。左足を痛めていながら、必死で走って内野安打を記録した和田も「点を取るしかない」と責任を背負い込んだ。

 27日もバント失敗が響いて延長12回サヨナラ負けするなど、もどかしい試合が続く。落合監督は「責められるのは野手。ずうっとそう。(選手を)入れ替えるんだったら全員入れ替えるよ」。冗談とはいえ、胸中の悩みがにじみ出た。

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2010年8月29日のニュース