阪神、5本塁打で大勝!城島チーム引っ張る2発

[ 2010年8月29日 21:27 ]

5回阪神2死一塁、この試合2本目の本塁打となる2ランを左越えに放ち、バットを高く放り投げる城島

 【阪神12-5ヤクルト】阪神が5本塁打を含む20安打で大勝。2回に金本、城島の連続本塁打などで3点を勝ち越し。その後も城島、鳥谷らの一発攻勢で加点。久保はリーグトップに並ぶ12勝目。

 ともに今季最多タイの1試合5本塁打20安打で12得点の快勝劇。たくさんのヒーローがいる中で2本塁打を放ち、エースの久保を勝利に導いた城島がひときわ輝いた。「勝たないといけない試合だった。いい勝ち方」と笑みを浮かべて勝利の余韻に浸った。

 二回、先頭打者の金本がソロを放った直後に左越えソロで早々に先発の久保を援護した。五回2死一塁ではフルカウントからファウルで2球粘った後の甘い球を逃さず、再び左翼席へ運んだ。1点差に迫られた直後の24号。「本塁打を打たれて嫌な雰囲気になった。そこで2点取り返せたからね」。流れを取り戻す大きな一発に満足げだった。

 メジャー移籍直前、ソフトバンクで過ごした2005年シーズンは116試合で24本塁打を放った。あれから5年。113試合目で同じ数字に並んだ34歳は実力が衰えていないことを証明した。

 “長期ロード”の最終戦を快勝で締めくくった真弓監督は「甲子園に戻って腰を据えて野球ができる」と手応えを口にする。城島も「戻れるのは大きいね」。白熱する優勝争いの中、やはりこの男が大黒柱だ。

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2010年8月29日のニュース