2日がかりの延長18回 能代サヨナラ勝ちで28年ぶりにあと1勝

[ 2010年8月29日 14:24 ]

 全国高校軟式野球選手権第5日は29日、明石公園野球場で、28日に0―0で延長15回規定によりサスペンデッドゲーム(一時停止試合)となっていた準決勝の残り1試合を16回から再開し、能代(北東北・秋田)が18回、1―0で中京(東海・岐阜)にサヨナラ勝ちした。能代は30日の決勝で新田(四国・愛媛)と対戦する。

 能代は18回2死一、二塁から相沢が中前打を放って試合を決めた。28日に続き加賀谷が登板し、合計275球を投げて完封した。
 激闘に終止符を打ったのは、途中出場した能代の相沢だった。延長18回2死一、二塁から中前にサヨナラ打を運び「がむしゃらに打った」とはにかんだ。地方大会は出場機会がなかった2年生が、全国大会の準決勝で殊勲打を放った。
 先発の加賀谷は粘りの投球で完封。計275球を投げ抜いた左腕は「疲れはあっても気持ちで負けずに優勝したい」と、28年ぶりの頂点を見据えた。

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2010年8月29日のニュース