不安抱かせる連勝ストップ…期待の大隣が大量失点

[ 2010年7月29日 23:04 ]

 【ソフトバンク2―8楽天】ソフトバンクは5年ぶりの10連勝とはいかなかった。連勝はいつかは止まるのだから仕方ない。ただ優勝へのキーマンの一人とも言える大隣が打ち込まれてストップしたことは、今後への不安を抱かせる黒星となった。

 序盤からボールに力がなかった。一回に山崎に特大の2ランで先制を許し、三回には中村紀、ルイーズに2連発。いずれも右打者の懐へ投じようとした球を運ばれ、表情に自信のなさが表れた。「チームに申し訳ない」とうなだれた。
 秋山監督は三回までに7失点した左腕を七回まで投げさせた。ベンチでは珍しく身ぶりを交えて大隣に語りかけた。「頑張ってもらわないといけない投手だから」
 大隣は四回以降はテンポのいい投球で無失点だった。「(監督からは)緩急のつけ方とかを言われた。初めからやらないと意味がない」と唇をかみしめた。優勝をもぎ取るには、ここまで2勝8敗の25歳がどれだけ盛り返すかが重要になる。

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2010年7月29日のニュース