中日救援陣“気迫”で1点差守った

[ 2010年7月29日 22:52 ]

 【中日3―2巨人】中日は1―0の六回、和田の2ランでリードを3点に広げた直後に、先発のネルソンが脇谷に2ランを浴びた。リードは最少の1点に戻ったが、自慢の救援陣がしっかり守りきった。

 前夜、8投手をつぎ込みながら、延長十一回で力尽きた落合監督は「リリーフ陣は、使わないで済むに越したことはない」と話した。だが、ネルソンが一発を許すと、すかさず継投策に出た。
 脇谷の2ランの後は清水が後続を断ち、七回は左腕の高橋が2四球を出しながらも何とかしのいだ。八回は浅尾が3人で抑え、九回は岩瀬が三者凡退で締めた。巨人の強力打線を相手に、救援陣は気迫を前面に出して立ち向かった。浅尾の「みんな必死ですよ」の言葉には充実感がにじんだ。
 打線が追加点を奪えない苦しい展開をものにし、宿敵に2勝1敗と勝ち越した指揮官は「勝つも負けるもピッチャー次第」と、いつものせりふを繰り返した。今季初勝利のネルソンは「和田さんの一発も大きかったが、勝てたのは後ろの投手陣のおかげ」と感謝した。

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2010年7月29日のニュース