11年目やっと出た!ハム・田中、初満塁弾

[ 2010年7月4日 17:25 ]

 【日本ハム11―5楽天】絶好調の男が、とどめを刺した。同点で迎えた9回だった。日本ハムは鶴岡、金子誠の連続適時打で2点を勝ち越し、なお1死満塁。ここで打率リーグトップを走る田中が、プロ11年目で初となる満塁本塁打を右翼席に運んだ。この回、決定的な6点を奪い、今季初めて貯金を1とした。

 田中は声を弾ませる。「みんな打撃の調子が良くてつながりが出てきた」。1日の西武戦に並ぶ今季最多の19安打で、先発全員安打もマーク。それまで失敗が続いた犠打も、9回にはきっちりと2度決め、相手のミスを誘うなど、すきのない攻撃を見せた。

 交流戦後、5カード連続で勝ち越しと、ハイペースで勝ち星を積み重ねる。昨年のリーグ覇者がようやく貯金を手にした。「1個ぐらいじゃねぇ…。浮かれることなくやっていくよ」。順位は、まだ5位。梨田監督は、もっと先を見据えていた。

続きを表示

2010年7月4日のニュース