阪神“勝利の方程式”いまだ完成せず

[ 2010年6月26日 18:17 ]

 【阪神2-4ヤクルト】“勝利の方程式”はまだ完成していない。阪神は2―1の8回から投入した西村が2本塁打を浴びて逆転負け。連勝が3で止まった真弓監督は「こういうゲームを拾っていきたいんだけど…」と苦い顔だった。

 同点の7回に相手の暴投で勝ち越し、その裏は久保田がしっかり抑えた。8回から西村を起用したが、裏目に出た。無死一塁で飯原への初球、ど真ん中に入った直球を右中間席に運ばれた。続くホワイトセルにもソロを浴び、西村は「打たれたから球は良くない。悪いところを反省して直したい」と唇をかんだ。

 阪神は今、抑えの藤川球につなぐ継投が流動的だ。久保田も西村も地位を確立していない。「西村は今までもしっかり投げてくれていた。いつもしっかりした投球をするのは難しいが、やってもらわないと」と真弓監督。チーム最多の35試合に登板している右腕をかばいながら、期待を口にした。

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2010年6月26日のニュース