広島時代の同僚…金本、新井も沈痛

[ 2010年4月8日 06:00 ]

<神・巨>かつての同僚・金本と新井は喪章をつけ木村拓也コーチに黙とうをささげる

 【阪神0-3巨人】早すぎる死を悼む思いはライバルも変わらない。木村拓コーチと広島時代に同僚だった阪神の金本は「仲間だから」と新井とともに左袖に喪章を着けて出場した。

 広島時代の00年は金本が「3割30本30盗塁」を達成させ、故人も自己最多の年間165安打。カープのユニホームを着て苦楽を共にした思いを胸にプレーした試合は金本、新井ともに3打数無安打1四球に終わった。中軸が抑え込まれての零敗。金本は「奇跡を信じていたが、信じたくない。ショックです」と話し、新井も「悲しいばかりで今は言葉がありません」。試合後の甲子園には悲しみがあふれていた。

 ▼阪神・久保(6回3失点で敗戦投手)いい打者に対して2球続けてミスしたら、打たれるのは当然。僕の失投です。申し訳ない。

 ≪筒井1回1安打無失点≫阪神2番手の筒井が不安を払しょくする投球を見せた。7回からの1イニングを1安打無失点。2日の中日戦では先発・安藤の後を任されたものの決勝点を献上するなど2失点で敗戦投手となっていた。しかし、この日は1番・坂本から始まる上位打線を相手に役割を果たした。筒井は「やられた後だったんで、しっかりいつも通りに投げました」と安どの表情だった。

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2010年4月8日のニュース