和田 自己最多の15Kで今季初完投勝利!

[ 2010年4月8日 20:59 ]

ロッテ戦に先発したソフトバンク・和田

 【ソフトバンク9-1ロッテ】2回以降は二塁を踏ませない快投だった。ソフトバンクの和田が4安打1失点で完封した昨年の開幕戦以来の完投勝利。無四球完投は2年ぶりで15奪三振は自己最多。「自分でもびっくりするような投球ができた」と驚く圧巻の内容だった。

 1回1死二塁から井口に適時二塁打を浴びて早々失点した。だが、続く金泰均、大松をどちらも140キロの直球で空振り三振に仕留めてピンチを切り抜けると、5回以外は毎回三振を奪う抜群の切れを見せた。

 昨年は左ひじの故障に悩まされて4勝に終わった左腕が129球を投げても「ひじも肩も張ってない」という。九回も見逃し三振を奪うなど球威は衰えなかった。

 その理由はこの試合で感じた「プロに入って初めてくらいの不思議な感覚」というフォームにある。早大では東京六大学リーグの奪三振記録をつくった和田。「プロでは(三振を)取れそうでも当てられていた。きょうは狙って取れた部分もある。収穫は大きかった」。自身も「まだ半信半疑」という“何か”をつかんだ白星が、復活のきっかけとなるか。

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2010年4月8日のニュース