オリックス4月初勝利!打線、久々に活気

[ 2010年4月8日 21:46 ]

 【オリックス5-4西武】久々の接戦に持ち込んだオリックスが失いかけていた1点、1球への執念を見せた。五回、ともに不振続きで前日は先発から外れた坂口、赤田の連続適時打で逆転。岡田監督も勝負師の血が騒ぐ。一度は追い付かれたが小刻みな継投で競り勝ち、4月の6試合目での初勝利に「久しぶりに野球をした」と振り返った。

 5連敗に「責任を大いに感じていた」という1番の坂口は、25打席ぶりの安打が同点三塁打に。昨季リーグ2位の打率を残した好打者は、さまざまな打ち方の練習法を試し、タイプの異なる主砲のカブレラにもアドバイスを求めるなど、結果に飢えていた。2番の赤田も中前適時打で続いた。坂口とともに連日、早出で打ち込み「坂口が先に打ったし、置いていかれるわけにはいかなかった」と安堵した。
 延長十回の勝ち越しを生んだのもこの2人。先頭の坂口が3安打目となる二塁打を放ち、赤田は初球で犠打を成功。打線は理想的なつながりで1点をもぎ取った。指揮官は決勝打の後藤も含めて、「一番打ってなかった3人。まだまだ返してもらわんと」とたたえた。

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2010年4月8日のニュース