ラミもベタ褒め!長野 豪快3ラン

[ 2010年4月8日 21:09 ]

ともに3ランを放ち勝利に貢献、試合後に笑顔でポーズをとる巨人のラミレス(左)と長野

 【巨人8-5阪神】巨人が11安打で8点を奪い、逃げ切った。1回にラミレスの3ランなどで4点を先制し、5回には長野の3ランで突き放した。内海は5回4失点ながら3勝目。

 「後ろにしっかりつなごうと思った」というせりふとは裏腹の豪快な当たりが、左中間スタンド中段に飛び込んだ。内海がつかまり1点差に詰め寄られた直後の5回。阪神の反撃ムードを断ったのは、巨人の新人、長野の3ランだ。

 2死一、三塁。江草―城島の阪神バッテリーは内角の速球から入った。だが、ホームベースから離れて立つ長野にとっては、厳しいコースではない。「ちょっと詰まった」と振り返ったように、バットはやや鈍さが交じった音を響かせたが、十分すぎるほどの飛距離だった。

 一発の前には俊足でも貢献した。4回に左前打で出塁すると、すぐさま二盗を決め、阿部の中前打で生還。「城島さんから走れたのは良かった」と自賛した。

 打って、走って、文句なしの活躍を見せたルーキーに、原監督は「今日は長野が決めたというところですね」。ともにヒーローインタビューを受けたラミレスも「日本で10年やっているが、彼ほどの新人は見たことがない」と、手放しでたたえた。

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2010年4月8日のニュース