早すぎる死に戦友たち絶句……

[ 2010年4月8日 06:00 ]

2009年11月7日、日本一となった日に、記者会見で今季限りで現役引退を表明し、花束を受け取り涙をためる巨人・木村拓也内野手。

 【巨人・木村拓也コーチ死去】

 ▼ヤクルト福地(広島時代のチームメート)カープの2軍の時から一緒に遅くまで練習して、プライベートでも大変お世話になった兄貴的な存在でした。お互いカープを出た後も連絡を取り合って励まし合ってやってきたので、本当に言葉にならないぐらいショックです。
 ▼横浜尾花監督 悲しいの一言。日ごろから自己犠牲をいとわない選手。昨年はマスクをかぶってくれて、0点に抑えてベンチに帰ってきた時の得意げで子どもみたいなあの顔が忘れられない。
 ▼西武渡辺監督 今年から指導者として新たな一歩だったし、志半ばで残念。どこでも守れるし監督としては使いやすい選手。何よりも一生懸命やるイメージがあった。
 ▼西武西口(47年会のメンバー)コーチとして第2の人生が始まったばかりだったし残念。何て言っていいか分からない。思い出?47年会もそうだし、対戦してよく打たれたこと。いいバッターだった。
 ▼西武雄星(3月の新人研修で講義を受講)講演の内容は心に残っています。木村さんはドラフト外で入ってあれだけの選手になった。自分もどん底の時も頑張っていきたい。
 ▼ソフトバンク王球団会長 野球選手とか関係なく一番働き盛りのときに…。原監督も相当期待していたという。グラウンドで倒れたのは衝撃的だった。これから、それぞれの球団で健康管理も気を付けていくんじゃないか。
 ▼ソフトバンク秋山監督 球場ではあいさつを交わす程度だったけど、年も若いし残念。
 ▼ソフトバンク小久保(巨人時代のチームメート)球場で会うと、いつもあいさつに来てくれた。1年しか一緒にやっていないけど、まさにスーパーサブの代名詞。使う側からすれば貴重な選手だったよね。
 ▼オリックス清川投手コーチ オープン戦の時に、まだ現役でやれたんじゃないか、と話していたぐらいなのに。若すぎるよね。
 ▼オリックス正田打撃コーチ ええやつだった。現役のときは一緒にノックを受けて怒られていた。きまじめなやつだから、気が張っていた部分もあったんじゃないか。ゆっくり休んでくれ、としか言えない。
 ▼楽天ブラウン監督(06年に広島監督として指導)練習でも手を抜くことなく、常に闘争心を持ってプレーしていた。人柄も素晴らしくコーチとしての能力もあった。将来、監督もできる方だと思っていたので非常に残念で悲しい。
 ▼阪神新井 奇跡を信じて祈ってましたが、悲しいばかりで、いまは言葉がありません。
 ▼阪神金本 奇跡を信じていたのですが、突然のことで、まだ信じられませんし、信じたくありません。ショックです。
03 ▼エンゼルス松井 残念。コーチになられたばかりで、これからジャイアンツのために力になろうとしていたところで…。若い選手に伝えられることは多かったはず。心からご冥福をお祈りします。

 ▼加藤良三コミッショナー 3月2日の新人研修会で「うまくいかない時にも決してあきらめることなく創意工夫を凝らし、自分の可能性を切り開いていく」という前向きな姿勢を説かれるなど、内容と深みのある講話をいただきました。37歳という若さだけに痛切の念に堪えないが、野球界への多大な貢献をはじめ、立派な人生だったと思います。謹んで哀悼の意を表します。
 ▼宮崎県東国原英夫知事 1日も早い回復をお祈りしておりましたが、言葉もありません。本県出身のプロ野球選手として子どもたちをはじめ、県民に夢と希望を与えていただきました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

続きを表示

2010年4月8日のニュース