阪神“因縁対決”で5発!岡田オリ撃沈

[ 2010年2月28日 06:00 ]

<神・オ>3回無死、マートンは中前打を放つ

 【阪神11-1オリックス】オープン戦の初戦で、いきなり何かと因縁が絡む対決。その第1ラウンドは阪神が、新生岡田オリックスを猛打で“沈没”させた。

 初回だった。新助っ人のマートンが、平野の初球をバックスクリーンへ。「初球がストレートだったら強く打っていこうと決めていたんだ」という初もの尽くしの一発で、試合の流れは決まった。3回には1死一塁から鳥谷が「いい感じに打てて、いい感じに打球が上がった」と右越え2ラン。さらにアーチ攻勢は続き、城島、金本が出場していない中でオープン戦では4年ぶりとなる1試合5本塁打。かつての阪神の指揮官が率いるオリックスを粉砕した。

 「打って勢いを付けていければね。こういう試合が増えるといいんだけどねえ」。真弓監督もご機嫌だ。一方で相手ベンチにいる前阪神監督の岡田監督は渋い表情だった。昨年11月には、戦力外となって合同トライアウトを受けた今岡(現ロッテ)の処遇について、阪神フロントに「さらし者にするな」と苦言。また、城島の加入で正捕手のポジションを失う矢野にラブコールを送り、阪神側に抗議されたことも。つい先日も、今回のオープン戦2試合の先発を阪神のコーチが探ってきたことに「おかしいやろ」とかみついたばかりだった。

 因縁カードは28日が第2ラウンド。リーグこそ違えど同じ関西の2球団の対決は、早くも最高潮の盛り上がりだ。

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2010年2月28日のニュース