長野2安打は当たり前?好機の三振悔やむ

[ 2010年2月28日 06:00 ]

<巨・西>1回1死三塁、左前に先制適時打を放ちバットを投げる長野

 【巨人4-3西武】打てた喜びを、打てなかった悔しさが上回った。3番・中堅でオープン戦に初出場の巨人の長野が2安打1打点。並の新人なら喜ぶところだが、4回の好機で見逃し三振に終わり「チャンスで一番やってはいけないことをした」と悔やんだ。

  初回1死三塁から外角のスライダーを左前に運んだ。オープン戦初打席で初安打初打点を記録して波に乗ると、3回も遊撃内野安打で出塁。だが、4回2死一、二塁では初球の内寄りの直球を打ち損じて三塁方向へのゴロでファウル。結局、カウント2―0から外角の直球を見逃して3球三振に倒れた。大学、社会人時代から内角よりも外角球をさばく技術に自信があり、今キャンプではバットのヘッドを立てて内角球をさばく技術の向上を目指している。練習通りに実践できなかった悔しさが、2安打の喜びを消し去った。

 キャンプ中の紅白戦を含めて実戦7試合連続安打となり、通算29打数13安打で打率・448となったが、現在の長野が求めているのは内容。開幕スタメンも狙える位置にいる即戦力にとっては意味のない数字だ。

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2010年2月28日のニュース