内海“3度目の正直”3回無失点

[ 2010年2月28日 20:52 ]

西武戦に2番手で登板、3回を無安打無失点と好投した巨人・内海

 【巨人5―0西武】3回を無安打無失点で片付けると、巨人の内海は「正直、ほっとしています」と安堵した。紅白戦など、過去2度の実戦登板では失点を重ねていたが、キャンプ最終日に好投を披露した。

 2番手で四回から登板。「不安だった」という立ち上がりの先頭打者に死球を与えたが、その後は9人連続で打ち取った。斎藤投手コーチは「どんどん良くなっていった。3イニング目なんか完ぺき」と相好を崩した。
 カットボールの習得に手間取り、投球のバランスを崩していた。キャンプ終盤のブルペンでは、直球の切れを取り戻すことに集中。この日、捕手の阿部からカットボールの要求はなく、従来の投球スタイルでリズムを取り戻した。最後はブラウンを見逃し三振。左腕から対角線となる左打者の外角に、糸を引くような速球が決まった。
 昨季は9勝にとどまったが、投手陣を引っ張る役割が期待されていることに変わりはない。明るい兆しが見えた左腕からは、「開幕投手を狙って頑張りたい」と力強い言葉が飛び出した。

続きを表示

2010年2月28日のニュース