残りは1枠…日本ハムドラ1 5年目の勝負

[ 2010年2月28日 07:04 ]

 鉄壁を誇る日本ハムの外野陣の中に、割って入れる存在だ。陽仲寿から陽岱鋼(だいかん)に改名して心機一転で挑む今季、腰痛で出遅れている森本に代わり、開幕での先発出場も夢ではない。

 05年の高校生ドラフト1巡目。大型遊撃手として高い評価を受けていたが、プロ入り後は伸び悩んだ。昨年5月に外野手転向を打診され「最初はショックだったけど、チャンスだとも思った」。チームメートでは昨季、中堅手としてリーグ制覇に貢献した糸井が投手からの転向組。俊足と強肩を生かし村田、中田とともに外野の残り1枠を狙う。
 キャンプを通して、ライバルたちと毎日のように夜間練習に足を運んだ。対外試合では、打撃で練習の成果が出始め、27日の楽天とのオープン戦でも適時打を放った。
  清水外野守備走塁コーチは「肩も強いし足も速い。身体能力が高く、守備は抜群にいい。打撃が伴えば、即レギュラー」と期待度は二重丸。
 「若い選手はみんな、レギュラー目指して頑張っている。負けないようにしたい」。プロ5年目で訪れた最大のチャンスを、生かせるか。

 ◆陽 岱鋼(よう・だいかん)福岡・福岡一高から06年に入団。182センチ、83キロ。右投げ右打ち。23歳。台湾出身。

続きを表示

2010年2月28日のニュース