グランダーソン加入 松井秀の残留の可能性はさらに…

[ 2009年12月9日 16:51 ]

 ヤンキースは外野にスピードとパワーのあるグランダーソンを迎える。今季30本塁打、20盗塁の28歳は守備力が高く、中堅手で起用されそうだ。2007年は打率3割2厘をマーク。左打者で、左腕への弱さを克服できれば、打線の得点力はさらに上がる。

 気になるのは、ともにチームからフリーエージェントとなった外野手のデーモンと松井秀の交渉への影響だ。現状では今季、中堅を守った伸び盛りのカブレラが左翼に回ることになる。外野手にはほかに右翼のスウィシャー、俊足の控え、ガードナーがいる。ニューヨーク・ポスト紙(電子版)は松井秀の代理人、テレム氏とデーモン本人がそろってトレードの影響を否定したコメントを紹介しつつ、2人そろっての残留はより可能性がなくなったと伝えている。
 ただ、ヤンキースは松井秀をあくまで指名打者と考えており、より影響が大きいのは今季、左翼手で2番を打った36歳のデーモンだろう。ホワイトソックス、エンゼルスが獲得に興味を示しているとされる松井秀にとっても、希望する左翼手としての復帰はヤンキースではより厳しくなったといえる。(共同)

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2009年12月9日のニュース