矢野、制限越える大減俸にも「何も言える立場にない」

[ 2009年12月9日 16:26 ]

契約更改を終え、厳しい表情で記者会見する阪神の矢野燿大捕手

 阪神の矢野燿大捕手(41)は9日、兵庫県西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、野球協約で定められた減額制限(40%)を大幅に超える1億4000万円減の年俸7000万円でサインした。

 矢野は昨オフに右ひじを手術し、今季1軍に合流したのは7月に入ってからで、10月には右くるぶしを骨折。出場は30試合にとどまった。「ことし1年間、仕事ができなかった。何も言える立場にない」と潔く話した。
 城島健司捕手が加入する来季へ向けては「誰がどう見ても出場機会は限りなく多くないと思う。少ないチャンスを生かしたいし、試合に出なくてもやれることはある」と前向きに語った。沼沢正二球団本部長は「(大幅減俸は)城島君の加入があってということではない。来季は右の代打としての位置付けも考えられる」と話した。(金額は推定)

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2009年12月9日のニュース