菊池　所沢に好印象「住みやすそう」

＜菊池ら西武ドラフト選手が施設見学＞報道陣の質問に菊池が答える

　西武ドラフト１位左腕の菊池雄星（１８＝花巻東）が８日、本拠地・西武ドームを初めて訪れ、寮や室内練習場などの施設見学を行った。グラウンドに入る際は深々と一礼。室内練習場では他の新人選手のためにネットを手で持ち、通りやすくするなど人柄の良さは相変わらず。「まだまだこのマウンドで投げられる投手じゃないですけど、１日も早く投げられるように準備したいです」と初々しい感想を口にした。

　この日は細身のおしゃれなスーツで現れた５位指名の松下（早大）はじめ、他の新人５選手はぱりっと決めてきたのに対し、菊池は髪に寝グセがついているなどマイペースぶりを披露。所沢の印象については「岩手に似ていて住みやすそう。もう少し都会かと思っていたけど、ちょうどいい」と新たな一歩を踏み出す地にも好印象を持った様子。きょう９日は都内ホテルで入団会見に臨み、背番号１７を初披露する。

　＜西口　４０％減の１億２０００万円で更改＞今季４勝に終わった西口が、年俸１億円以上の減額制限４０％にあたる８０００万円減の１億２０００万円で更改した。「ここ何年も何もしてないし、僕も３７歳。いつまでも甘い汁は吸えない」。球団と下交渉を重ねてきたこともあり、提示額に即サインした。０６年以降、４年連続で２ケタを逃した上、来季はドラフト１位左腕の菊池も加入。先発陣の競争は激しくなるが「僕も負けないように頑張ります」と巻き返しを誓った。