松坂以来!ライオンズ大規模入団会見

[ 2009年12月9日 20:38 ]

東京タワーを背に記念撮影する西武の新入団選手。(左から)松下建太投手、岩尾利弘投手、菊池雄星投手、美沢将内野手、石川貢外野手、岡本洋介投手

 200人を超す報道陣に、地元の岩手なども含めたテレビカメラがずらりと10台以上並んだ。西武では、松坂の入団発表が行われた1998年以来の大規模な入団会見となった。背番号17の真っ白なユニホーム姿で会見に臨んだ菊池雄星は、無数のフラッシュを浴びながら、晴れやかな表情を見せた。

 やや早口で、丁寧に質問に答えた。高まる周囲の期待をよそに「まだ1軍で投げられるレベルではない」と何度も口にした。1年目の目標を「まず1試合投げて、打たれると思うが、その課題を2年目につなげること」と言うあたりは、とても18歳とは思えない冷静さだった。
 菊池は「野球に対する姿勢を大事にしてきたこと」を長所に挙げた。父の雄治さんは「何年かかるかわからないが、球界を熱くさせる選手になって欲しい」と温かい目を向ける。プロの世界で、焦らずにじっくり成長するための第一歩を、超高校級左腕が踏み出した。

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2009年12月9日のニュース