泥沼7連敗のヤクルト…12カード連続負け越し

[ 2009年9月12日 21:18 ]

今季初の7連敗となり、ぼうぜんとする先発の押本(手前中央)らヤクルトナイン

 【ヤクルト2―4中日】ヤクルトがまた負けた。激しい3位争いの中、4位の阪神も敗れたため0・5ゲーム差で辛うじて順位は保たれたものの、今季初の7連敗。さらに、1950年に球団が国鉄スワローズとして産声を上げてから初の12カード連続負け越しという、不名誉な記録までつくってしまった。

 0―3の六回の攻撃が窮状を象徴していた。川島慶の安打、青木の四球で無死一、二塁としたまでは良かったが、デントナが初球を引っかけて最悪の遊ゴロ併殺。続くガイエルも見逃し三振に倒れ、好機をつぶした。八回に2点をかえし、九回も2死満塁と追い上げる形をつくっただけに、六回の逸機が悔やまれた。
 試合後の高田監督は何度もため息をつき、「そのうち何とか勝ちたいと思う」と消え入りそうな声で話した。結局、交流戦終了時にあった貯金14を、その後は伸ばすことができず、けが人が相次いだとはいえ、失速を食い止められなかった。
 選手の勝ちたい気持ちは伝わる。一方で、焦りも隠せない。「プレッシャーはかかっている。居直りは良くないが、もう少し開き直っていかないと」と宮本は言う。残り25試合。ゼロからやり直すしかない。

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2009年9月12日のニュース