イチロー4の0“アンラッキー”で足踏み

[ 2009年9月12日 06:00 ]

 【マリナーズ 0―3エンゼルス】マリナーズ・イチロー外野手(35)が急停止だ。10日(日本時間11日)のエンゼルス戦で4打数無安打。3連戦での14打数1安打(打率・071)は同一カードの今季ワーストで、大リーグ新記録の9年連続200安打には残り4本のまま足踏みとなった。

 第1打席はカーブ、第2打席はスライダーといずれもワンバウンドする球で空振り三振。後の2打席も凡退し、試合後は「何もないよ」と言い残して球場を後にした。相手先発のラッキーは過去の対戦打率・321に加えて26安打と、メジャーでは最も多く安打を放っている3投手の1人。だが「彼はスイングしたがる打者。四球で歩くのも好きではないからボールを散らした」(ラッキー)とうまく攻められた。
 この日の日本の報道陣は約80人に膨れ上がり、球場には緊迫した空気が漂う。しかし、親友のスウィニーは「軽い重圧はあっても、この3連戦で吹っ切れたはず」と話した。舞台をテキサスに移す11日のレンジャーズ戦でも最多の26安打を放ち、打率・400を記録しているミルウッドが先発。昨年8月以来、2戦連続無安打がない男は、今度こそ好相性を追い風にする。

 ≪城島 3戦連続安打&好リードも5連敗≫城島は5回に3戦連続安打となる左翼線二塁打を放ち気を吐いた。守ってもローランドスミスを7回3失点の好投に導いたが、打線の援護がなく5連敗。「3点目は2死からだったからもったいなかった」と7回、アイバーに浴びたダメ押しの適時二塁打を悔やんだ。

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2009年9月12日のニュース