西武離されん!おかわり不在もG・G決めた

[ 2009年9月10日 06:00 ]

<西・日>お立ち台で笑顔を見せる2本塁打のG・G・佐藤(左)と8勝目をあげた石井一久

 【西武7―4日本ハム】1、2、3、ダァーッ!と序盤で勝負を決めた。6月6日の横浜戦(横浜)以来の1試合4発。中村の4番復帰を前祝いする一発攻勢は、初回の片岡からだ。自身初の先頭打者アーチ。2回は前日4安打4打点のG・G・佐藤が17号2ラン、3回は石井義の5号3ランでスコアボードに「1、2、3」と並べた。

 「奇跡です。思い切り振り抜きました」。G・G・佐藤は8回にも今季初の1試合2発となる18号ソロ。中村不在の中で「渡辺監督の心というか、僕に何を求めているのか自問自答した」。それが長打であり本塁打。昨年は左くるぶしを痛め、後半戦とポストシーズン出場を逃した。悔しさを晴らすためにも「ケガをしてもいい。中村はいないけど、相手に少しでもプレッシャーをかけられれば」と力を込めた。
 その中村はきょう10日に帰ってくる。中村がスタメンを外れた17試合は1試合あたり0・47本塁打。それまでの平均1・18本塁打から激減。それだけに「序盤の6点が大きかった」と渡辺監督。「これで(主力は)全部そろうのかな」と中村の復帰に笑顔も見せた。CSへ、昨年王者はここから一気に巻き返す。

 ≪36歳バースデー 石井一が感激の8勝≫石井一が36歳のバースデー登板を白星で飾った。6回無死一、二塁からスレッジに二塁打を浴びて降板も、今季8勝目に「大沼や星野がいい投球をしてくれて、みんなで頑張れたのがうれしい」。誕生日はこれで3勝1敗となったが「もう何歳か忘れそうな感じ」と笑った。不振だった中継ぎ陣も好投し、最後は“日替わり守護神”のベイリスが初セーブ。渡辺監督は「大沼が5点目を与えなかったのが大きかった。これからも臨機応変にいく」と話した。

続きを表示

2009年9月10日のニュース