「3試合分打っちゃった」猛打で新潟勢25年ぶり8強

[ 2009年8月19日 15:53 ]

日本文理“打線爆発”20安打12得点で初8強

 【日本文理12―5日本航空石川】日本文理が新潟県勢として25年ぶりに8強の扉を開いた。毎回の20安打で12点を奪う猛攻。大井監督は「3試合分を打っちゃった。100点満点」と笑いが止まらなかった。
 新潟は春夏を通じた都道府県別の勝利数で最も少ない。通算20勝目を挙げる立役者となったのはエースの伊藤だ。13奪三振の右腕は、6番打者としては6回に3ランを放つなど6打点。今春の選抜大会では1回戦で優勝した清峰(長崎)に零敗した打線が打ちまくった。伊藤は「打撃のチームと言われながら打てなくて、本当に悔しかった。選抜大会以降はより打撃練習に力を入れてきた」とチームの成長に胸を張った。
 大会前に目標としていたベスト8はこれでひとまず達成した。とはいえ四半世紀ぶりの快挙にもまったく満足はしてはいない。伊藤は「(過去の記録に)並んだだけでは駄目。今までの歴史を変える。負けるつもりはない」と言葉に力を込める。新潟勢として春夏を通じて初の4強入りへ。日本文理が未知の領域へ挑戦している。

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2009年8月19日のニュース