決勝は西南部サンボーイズVS多賀少年野球ク

[ 2009年8月19日 06:00 ]

 スポニチ主催・高円宮杯第29回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント第4日は18日、東京・神宮球場など2会場で準々決勝4試合、準決勝2試合が行われた。西南部サンボーイズ(石川)が初、多賀少年野球クラブ(滋賀)が5年ぶり2度目となる決勝進出を決めた。決勝戦は19日、神宮球場で行われる。

 <西南部サンボーイズ 前年覇者破る!飯田が3失点完投>背番号10の左腕・飯田が3失点完投。前年覇者を破って初の決勝進出へと導いた。打っては初回に2点目を加える左前打。「いつも通りの投球ができた。相手が前の優勝チームということは特に意識していなかった」と胸を張った。主将も務める、頼れる存在。三輪監督は「精神的に強い子。決勝も頑張ってもらいます」と全幅の信頼を寄せた。

 <多賀少年野球クラブ 必勝リレーで2度目の決勝>必勝リレーで5年ぶり2度目の決勝進出を果たした。今大会全試合に登板している岡―種村の継投が準決勝でも決まり、1失点に抑えた。打線も相手の乱調に乗じ着実に点を重ねて援護。先発した岡は「後ろの投手がいるので思い切って投げられた」と笑顔。5年前の決勝は1人の投手に頼って準優勝に終わった。それだけに「今年は継投で体力を温存してきた」と辻監督も初の頂点に向けて力を込めていた。

 <南東16丁目フリッパーズ「頑張った。楽しかったです」>あと1点が遠く、4強進出は果たせなかった。2点を追う5回にしぶとくつないで同点としたが、追加点を奪えず。左前へ同点打を放った主将・伊藤拓は「打つしかないと思った。フルスイングできた」と大粒の涙を流した。敗れはしたが前年覇者に対して1点差の善戦。「頑張った。楽しかったです」と涙をぬぐった。

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2009年8月19日のニュース