日本ハムのインフル感染受け、プロ野球界対策へ

[ 2009年8月19日 19:41 ]

 日本ハムの新型インフルエンザ集団感染を受けて19日、球界は対策を立てるために動きだした。日本プロ野球組織(NPB)の加藤良三コミッショナーは「現時点では(試合の開催は)各球団の判断」と話すにとどめた。

 だが、1957年に全国的な広がりを見せた流行性感冒の影響を受けた際には、コミッショナーの判断で出場選手登録抹消から再登録までの制限期間を暫定的に撤廃するなどの対策が取られた。
 今回も感染が拡大した場合、選手の確保が難しくなるケースも考えられる。加藤コミッショナーは「57年の措置も踏まえて、納得のいく対応をする」と話した。
 巨人は原沢敦球団副代表が「感染した場合のマニュアルをチームドクターと作っている」と対策に乗り出していることを明かした。
 ジェット風船の禁止については、ロッテ、オリックスが再自粛も視野に入れているとする一方で、阪神の沼沢正二球団本部長は「考えていない」と慎重な姿勢を示した。

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2009年8月19日のニュース