尚成3回もたず6失点…巨投そのままサンドバッグ

[ 2009年7月16日 06:00 ]

<ヤ・巨>2回、巨人1死一、三塁、高橋尚がスクイズを外され、飛び出した三塁走者・脇谷(左)はタッチアウト…

 【巨人7―13ヤクルト】巨人投手陣が今季ワーストタイの20被安打で13失点。連勝が5で止まった原監督は「前半の失点が重かった。投手陣が試合をつくれなかった」と表情を曇らせた。

 練習中に正捕手の阿部が腰痛を訴え、試合中に帰宅。代わって鶴岡がマスクをかぶったが、先発の高橋尚が3回途中、6失点で降板した。直球主体の配球を読まれた鶴岡は「(高橋尚は)ブルペンで球は走っていたけど裏目に出た。配球を勉強します…」とガックリ。6月26日の館山との前回対戦(東京ドーム)で2安打を放っていた阿部の離脱は攻守で痛かった。
 16日は休養日。原監督は「阿部?明後日の様子を見てから」と語るにとどまったが、今後の症状次第では出場選手登録を外れる可能性もある。首位独走の中で、不安材料が出てきた。

 ≪小笠原が打っても打っても…≫巨人の小笠原が2本塁打5打点と孤軍奮闘した。5回に中越えに運んだ5年連続10度目の20号3ランは館山から早くも今季4本目の一発。8回は五十嵐から左翼席に21号2ラン。投手陣の乱調で序盤で試合の大勢は決したが「最後まであきらめない姿勢は必ず今後に生きてくる。また1試合ずつです」と気持ちを切り替えていた。

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2009年7月16日のニュース