打率2割5分1厘ですが…福留「去年よりいい」

[ 2009年7月16日 09:43 ]

 大リーグ2年目の前半戦を終え、打率は2割5分1厘に下がった。それでも、カブスの福留は「去年よりいい」と断言する。数字ではなく「技術、感覚の両方が去年よりも(求めているものに)合っている」と話す。バットのしんでとらえた強い打球が増えたのは確かで「自分のやりたいことをやっての、今の段階での数字」とも言う。

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場で、キャンプ参加は短期間になったが、特打ちに励むなど日本流を貫いた。「去年体験して(大リーグ方式が)あまり自分に合わないのかな」と判断。早朝の室内練習場で強い打球を連発し、オープン戦では「去年できなかったことが一つできたかな」。4月は打率3割3分8厘、4本塁打、15打点の好成績を残した。
 しかし、故障者続出の影響で起用法が定まらない。好調なのに左投手が先発と分かるとベンチ…。「その日の出場は朝になってみないと誰にも分からない」。すっかり調子を崩し、6月は打率1割6分9厘に終わった。
 それでも後半戦に向け「自分のスタイルを目指し、しっかりとした形でやる。気持ちを新たにやれたらいい」。巻き返しに自信を持っている。(共同)

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2009年7月16日のニュース