インディアンスも熱視線!筒香2三塁打5打点

[ 2009年7月16日 06:00 ]

<横浜・横須賀明光>4回2死満塁、中越え三塁打を放つ横浜・筒香嘉智

 全国高校野球選手権大会の神奈川大会では横浜が高校通算67本塁打の筒香嘉智内野手(3年)の5打点の活躍などで初戦を突破した。

 【神奈川・横浜8―1横須賀明光】アーチじゃなくても存在感はずぬけていた。高校通算67発男・筒香(つつごう)が夏の初戦で2本の三塁打を含む、3打数3安打に5打点と大暴れした。第2打席で右翼線へ適時三塁打を放つと、4回2死満塁でフェンス直撃の中越え三塁打。強豪校とはいえ初戦で動きが硬い選手が多くチームは計5安打。うち3安打を放った主砲は「1年生からいろいろな経験をしてきたので緊張はなかった。結果が出て良かった」と胸を張った。
 高校生野手No・1。今ドラフト上位候補の登場にロッテ、オリックスをはじめ日米8球団のスカウトが熱視線を送った。インディアンス・デフレイタス日本担当スカウトは「スイングスピードが非常に速い。まだ高校生だが、経験を積めばホームラン打者になる能力がある」と高く評価。広島・高山スカウトも「打席でゆとりを感じる。甲子園で一流の投手からの本塁打を見てみたい」と期待した。
 渡辺監督から「筒香だけは、しっかりした野球をしていた」と褒められた筒香だが「ボール球に手を出したり、打ち損じがあった。まだ完ぺきではない」と反省も忘れない。今大会1号はお預けもチームは7回コールド発進と2年連続出場へ視界は良好。3回戦は19日、横須賀総合が相手だ。“投の菊池”に対して“打の筒香”。この夏の主役はゆずらない。

 ◆筒香 嘉智(つつごう・よしとも)1991年(平3)11月26日、和歌山県生まれの17歳。小学2年から和歌山ニューメッツで野球を始め、全国大会4強。中学では堺ビッグボーイズで全国8強。横浜1年春の神奈川大会から4番を務める。高校通算67本塁打。1メートル83、85キロ。右投げ左打ち。

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2009年7月16日のニュース