高校屈指スラッガー筒香、最後の夏は7・15開幕

[ 2009年6月14日 06:00 ]

 第91回全国高校野球選手権大会(8月8日開幕、甲子園)の神奈川、千葉大会の組み合わせが13日、決まった。神奈川は全国屈指のスラッガー筒香(つつごう)嘉智内野手(3年)を擁する横浜が15日の2回戦から登場する。日程が順調に消化すれば千葉は26日に、神奈川は29日に代表校が決定する。

 同校史上最多の高校通算59本塁打を誇る横浜・筒香が「甲子園出場は必然」と固い決意で最後の夏に臨む。7月15日の初戦は横須賀明光と金井の勝者と激突。4強に進出した昨夏の甲子園では19打数10安打(打率・526)3本塁打14打点と怪物ぶりを発揮したが、直前の南神奈川予選では6試合で18打数3安打(・167)と不振を極めた。「予選は体が前のめりで変化球を待てなかった」。それだけに今夏に懸ける思いは人一倍強い。
 5月30日花巻東との練習試合ではセンバツ準V左腕・菊池から右翼へ豪快な本塁打。渡辺監督も「スイングの速さは横高歴代でも最速。精神力もついてきた」と成長を認める。今秋のドラフト上位候補に挙げられる超高校スラッガーの戦いがいよいよ始まる。

続きを表示

2009年6月14日のニュース