法大金光監督 声震わせ「選手に感謝」

[ 2009年6月14日 16:12 ]

 【全日本大学野球決勝 法大5―1富士大】「言葉にならないですね、本当にうれしいです」。14年ぶりに全国制覇を果たした法大の金光監督の声は震えていた。

 楽な試合は1試合もなかった。先発2番手の加賀美(3年、桐蔭学園)、150キロ以上の速球を持つ武内(4年、城東)は調子が上がらず登録外に。苦しい台所事情を支えたのはエースの二神(4年、高知)だった。4試合全てに登板(2完投)、決勝戦も6回から登板し、無失点に抑えた。
 同点で迎えた9回には代打策が的中。一気に4点を勝ち越す展開に金光監督は「粘ればなんとかなると思っていた。選手に感謝するばかりです」。監督就任した当初、練習ボイコットを受けるなど選手と溝ができた姿はもうなかった。

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2009年6月14日のニュース