井口が点火打!2戦32点で6月初連勝

[ 2009年6月14日 06:00 ]

<ロ・神>3回2死二、三塁、井口資仁は中前に2点タイムリーを放つ

 【ロッテ9―1阪神】豪快な打球だけが井口じゃない。しぶとい打撃で打線に火をつけた。3回1死二、三塁から3番・大松が凡退して回ってきた第2打席。内寄りの直球を詰まりながら中前に運んだ。「いいところに落ちてくれたね。とにかく先制できたことに意義がある」。先制2点打で勢いづけ、先発全員の2試合連続2ケタ安打で9得点。6月初の連勝を呼び込んだ。

 11日の広島戦でプロ野球記録の1イニング15点など23得点と打線が爆発。それまでのタイムリー欠乏症から完全に抜け出せるかは、この試合がポイントだった。交流戦に入って4死球と極端な内角攻めに苦しみ、打撃フォームを崩し掛けていた井口だが、体を開かずに打ち返した6試合ぶりの適時打。バレンタイン監督も「大松で得点できなかった後に井口がうまくフォローしてくれた。その後は自然と打線が活気づいた」と4番の勝負強い打撃を称えた。

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2009年6月14日のニュース