松井秀が上原挑発!「やっつけたい」

[ 2009年4月7日 06:00 ]

ヤンキース・松井秀喜がフリー打撃で快音を響かせる

 8日に直接対決するヤンキース・松井とオリオールズ・上原が早くも“舌戦”だ。

 「実際に(上原が)マウンドに立っている姿を見て初めて実感がわくと思うが、やっつけたいと思います。打席で感じたいろんなことを積み重ねていく」。口火を切ったのは松井だ。午前中に敵地ボルティモアへ電車で移動し、約1時間の練習。ジラルディ監督は「相手投手の左右関係なく、彼が4番だ。ためらいはない」と明言。メジャー7年目にして初の開幕4番を務めることになる松井は「いい場面での打席が増えるので、そこでどういう打撃ができるかが分かれ目になる」と気を引き締めた。

 一方の上原は“大人の対応”に終始した。渡米前には「手術した左ひざ目がけて投げますよ」と冗談めかしていたが、この日は「僕らは挑戦者の立場。松井さんにそう言われても仕方ない部分はあります」。松井に直接あいさつに出向くこともなく、「ヤンキースの印象?何もない。心境も普段とまったく一緒。特別な思いはない。自然体でやるのが一番だと思っているので」と去来するさまざまな思いは胸にしまった。

 「何より10月に(ポストシーズンで)戦えることを第一に突き進みたい」と松井は開幕前の抱負を語ったが、元巨人の4番とエースの対決はその行方の1つの鍵になる。

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2009年4月7日のニュース