「51」のユニホームとともに好スタート

[ 2009年4月7日 15:56 ]

 【マリナーズ5―1ツインズイチロー不在の影響を感じさせない快勝だった。マリナーズは6日、敵地でのツインズとの開幕戦を白星で飾った。

 イチローが胃潰瘍のため、メジャー9年目で初の故障者リスト入りした。打線のけん引役を欠く今季初戦。チームは同じビジター用の背番号「51」のユニホームをベンチにかけ、選手は試合前にそれに触れた。
 「いい形で迎えたい」と城島が話すように、イチローとともに戦う姿勢で結束力が高まったのか、投打がかみ合った。
 イチローの代わりに1番に入ったチャベスは4打数1安打だったが、イチローの“定位置”右翼を守ったグリフィーが1―0の5回に貴重な追加点を生むソロ本塁打を放った。大リーグ記録に並ぶ開幕戦通算アーチを「8」とするこの一発など打線は6安打で6点。先発のヘルナンデスは1回に右足首を痛めながら、8回1失点と力投した。
 試合後のクラブハウスは大歓声で沸き、報道陣に開放されると、ぬれたじゅうたんにビールのにおいが漂っていた。ワカマツ新監督は「こういう形で勝ててうれしい。ウイニングボールをもらったよ」と感激。昨季101敗したチームは、背番号51のユニホームとともに好スタートを切った。(共同)

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2009年4月7日のニュース