マー君 開幕4連勝へ完投宣言!

[ 2009年4月7日 06:00 ]

田中(右)は、岩隈と談笑する

 開幕4連勝を懸け、本拠地開幕投手を務める楽天・田中が完投宣言だ。7日のソフトバンク戦(Kスタ宮城)で今季初登板。Kスタ宮城で午後5時からのナイター練習に参加した20歳右腕の言葉は力強かった。

 「いけるだけいきたい。毎日毎日、先輩たちを投げさせてはダメ。140試合長いし、先のことを考えると大変。なるべく自分で投げたい」。すべては中継ぎ陣の負担を軽減させるため。延長11回を含む日本ハムとの開幕3連戦では、佐竹が3連投するなど延べ14人が救援登板した。この日は休養日となったが本拠地6連戦の初戦だけに余力は残したい。「助け合いだと思う。僕もここぞというところで助けてもらうことがある」。WBCでは自身も中継ぎを経験しただけに、チーム最年少ながら責任感は一層強くなった。

 WBCから帰国後は、3月28日のオープン戦・中日戦(ナゴヤドーム)で5回無失点。中9日のマウンドとなるが、1日には103球、この日もブルペン入りしており調整は順調だ。「チームがいい流れで来ているので、それに乗っていけたらいい。変に考えず、気負わず、普通通り投げたい」と自信を見せた。

 札幌の3連勝ではすべてのウイニングボールが野村監督のもとへ渡った。指揮官にとっても初体験となる開幕4連勝。「僕もボールを渡したい…、渡します」。もちろん直接、渡す方法は最後までマウンドにいることだ。

 ≪初の本拠地2万人超えも!≫本拠地6連戦を前に地元・仙台も盛り上がっている。平日ナイターの本拠地開幕は06年以来3年ぶり。過去2度の観衆は05年が1万7236人、06年が1万8690人だが、球団関係者は「現時点でチケットの前売りは1万8000枚ほどだが、田中の予告先発も発表されたので、問い合わせも多かった。初めての2万人超えを期待している」と話した。9日ソフトバンク戦の試合前には岩隈の宮城県民栄誉賞を授与を含めた、岩隈、田中両投手のWBC報告会も開催されることが決定している。

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2009年4月7日のニュース