【キャンプレポート】井口「こんなに明るいのか」

[ 2009年2月2日 08:08 ]

バットを手に笑顔を見せる井口

 フィリーズから日本球界に5年ぶりに復帰したロッテ・井口資仁内野手(34)が新天地での第一歩を力強く踏み出した。キャンプ初日は午前6時に起床。アーリーワーク(早朝練習)として竹原とともに同8時前からウエートトレーニングを行い、全体練習では終始笑顔。早くもチームに溶け込んでいる様子だった。

 「無事に1日終えたかな。明るい雰囲気の中でやれました。ロッテのキャンプはこんなに明るいのかという感じ。そういう意味でも良かった」
 フリー打撃では45スイング中、中堅から右方向への打球が42本と右打ちを徹底。サク越えは1本だけだったが、安打性の当たりは31本と鋭い打球を連発した。「右にしっかり打つのが僕のスタイル。僕のイメージは右方向に引っ張っている感じ。思った以上に振れていた」。パドレス時代は右中間が極端に深いペトコ・パークを本拠地としていたため引っ張る打撃が増えていたが、新天地で持ち味の右打ちが復活することになる。
 二遊間コンビを組む西岡とキャッチボール、ランニングをともにし、メジャー志向を持つ“相棒”に米国野球についても伝授。「聞いてくれば何でも答えるし、経験談を話すのは悪いことじゃない。プレーでも感じてほしいし、グラウンド内外でコミュニケーションをとっていく」。頼もしいニューリーダー加入に、バレンタイン監督も「ロッテのユニホームが非常に似合っていて格好いい」と目を細めていた。

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2009年2月2日のニュース