村田選手会長 初スイングで一撃必殺弾!

[ 2009年2月2日 06:00 ]

09年初スイングでサク越えを放つ村田修一

 狙った球は一発で仕留める。横浜の村田修一内野手(28)がキャンプ初日から2年連続キングの貫禄を見せた。フリー打撃だ。初球を豪快に振り切ると高々と放物線を描いた打球は左翼席中段へ。34スイングでサク越えは3本だけだったが「2球目以降はバットにしっかり当たるか確認したので力をあまり入れていない。1球目は駒田さんに右に軽く打つなと言われていたので一振りで仕留めようと思った」と“一撃必殺”を強調した。

 選手会長に就任したキャンプ初日。全体練習前に大矢監督から指名されると沖縄の青空の中で「去年は悔しい思いをしてはがゆい思いをした。常にうまくなりたい、向上心を持ってグラウンドに来てください」とナインに訴えた。昨季は球団新記録の46本塁打を樹立も「チームが負ければ打っても意味はない」と最下位に心は晴れなかった。それだけにナインを鼓舞する決意表明には強い思いが込められていた。
 5時間の全体練習では絶えず声を出し続け、ロングティー終了後は内川に“遠くへ飛ばす”ためのアドバイスも送った。950~960グラムと球界では最重量のバットを使いこなす確実性も年々増している。「自分は腕力があるほうではないけど球を遠くへ飛ばすコツは一昨年の終盤からつかんだ。ミスショットも少なくなっている」。50本超え&CS進出へ。WBCでも4番候補の男・村田が最高のスタートを切った。

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2009年2月2日のニュース